放射性物質にはさまざまなものがあります。
中でも、セシウムとヨウ素いう名前が福島第一原発の事故後に大きく取り上げられるようになりました。
これは、特に人体に悪影響を及ぼすのが放射性セシュウムと放射性ヨウ素だからです。
放射性ヨウ素はその半減期が8日と短いのに対して、放射性セシウムの半減期はセシウム134で2年、セシウム137で30年と大変長いことからも、特にセシウムの危険性が指摘されています。
とはいえ、体内に取り込まれても、基本的には徐々に汗や尿などで体外に放出されると言われていますが、それでもその悪影響は3ヶ月程度ということですから、やはり怖いですよね。
セシウムが与える人体への悪影響
では、セシウムが与える人体への悪影響とはどんなものなのか調べてみました。
セシウムが体内に取り込まれると、内部被曝を受けることになります。
そして、セシウムは体内のさまざまなところに広がり、特に消化器や筋肉に集まりやすいと言われています。
さらに、遺伝子や染色体を直接傷つけてしまいます。 それはつまり、ガンの発生リスクを高めることになります。
ただ、即座にガンになるというものではありません。 それに、ガンになりやすくなるという説には、否定的な意見もあるようです。
ほかにも、研究者の間では、セシウム137の内部被曝によって、不妊になるという研究結果も出ています。
一般的には、けいれんを起こしたり、歩行困難になったり、心臓血管系の疾患が増えると言われています。